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言葉を考える

ガウディア担当の鳥井です。

 

 

ガウディアは、「教えてもらう」より

「自分で考える」「自分で答えを見つける」力をつけるための学習法なので、

 

プリントに誤答があると、

問題を解くためのヒントを出したり、

問題文を音読させ気づいてもらったりします。

 

 

しかし、困るのは

国語の場合、『漢字』と『慣用句』です。

この二つは憶えなければ解けない問題だからです。

 

特に慣用句に関しては、

語彙数が少ない低学年だけでなく、中学生でも「慣用句問題は全滅」という子もいます。

 

 

そこで私は慣用句やことわざ、故事成語の問題がわからない子には

辞書に書いてある意味ではなく

ドラマや漫画、日常生活に出てくるシチュエ―ションの一部を再現して解説するようにしています。

 

どんな人が「立つ鳥あとを濁さ」ない人なのか?

 

「目を光らせる」と「目を輝かせる」の違いは?

 

「そういうのを『捕らぬ狸の皮算用』っていうんだよ。」と言って鬱陶しがられることもあります💦

 

 

ただ、こうしてことわざを使うシチュエーションのイメージを頭に植え付けるだけでは完成ではありません。

 

そう、覚えたら使わなければ身につかないのです。

 

 

残念ながら子どもたちの親世代も既に、

日本人の知恵や教訓としてのことわざや

日本の文化としての慣用句を

日常会話で使うことは減ってきているようです。

 

 

このお盆休みに、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごすお子さんも多いのではないでしょうか。

 

普段は使うことのない味わいのある日本語に触れる良い機会になるかもしれません。

方言を聞くのも新鮮ですね。

 

 

 

どうぞ楽しい夏休みをお過ごしください。