勉強と土作り

ガウディア担当の鳥井です。
鳥井家では小さな庭や玄関周りに
少しだけ花を植えて季節ごとに楽しんでいます。
クリスマス、お正月を控えて
寒さに強い花を選んでいるところです。
ところが
晩夏に植えた花が、まだまだ元気に咲いていて
入れ替えるのが少々気の毒になってしまう鉢が
一鉢あります。
実はこの鉢は、
昨年の11月に、うちの末っ子が
あるイベント会場に行った際
『寄せ植え講座』というのをやっていて
花には全く興味がなかったものの
参加者が少ないからと誘われて作ってみたもので
鉢ごとお土産に持ち帰ってくれたのです。
その時は
葉ボタン、南天、ミニシクラメン、プリムラの寄せ植えだったと記憶しています。
その後
春、夏、秋、それぞれの季節に合わせ
少しずつ苗を入れ替えて約1年経ちました。
驚くのは
この鉢には
何を植え替えても、立派で長持ちする花がつくことです。
うちには
他の鉢はもちろん、花壇もありますが
時として、植え替えて1週間くらいで茎が痩せてしまうもの
小さな花しかつけないものも珍しくありません。
なぜか 息子が持ち帰った鉢だけが
良い花を咲かすのです。
「不思議だよね」と息子に話すと
「このイベントに参加した時
先生が『私が用意する土は最高の調合がしてある』と言っていた」
とのことです。
私は今まで
ホームセンターで売っている普通の黒土を使い
時々 液肥をやっておけば 十分だろうと思っていました。
だって
私が用意した土と
息子が持ち帰って来た鉢の土と
見た目はなんら変わりませんし。
でも
どんな花でも農産物でも、
良いものを作ろうと思うと、
最後は必ず「土作り」に行き着くと言われます。
手を抜かず そのずっと先のことも考えて
丁寧に作られた土には
圧倒的な強さがあるようです。
勉強も同じかな。
省力化・効率化を追求したくなる気持ちは
とてもとても よーく わかります。
でも即効性のある化学肥料のような勉強法は
果たしてどれだけ本物の力となって 自分を助けてくれるのか?
その差を実感するのに
この鉢を見ながら 私は1年もかかってしまいましたが。