
ガウディア担当の鳥井です。
3年生だった皆さんから
続々「合格」のご報告 ありがとうございます。おめでとうございます!
今度は新しく始まる生活の準備に
あわただしい毎日を送っているのでしょうね。
うれしい忙しさです。
うちでもやっと昨日
子どものうちの一人が 学位記授与式を迎えました。
この時期話題になるのが
「卒業式に何を歌うか」。
私の夫は「『仰げば尊し』と『蛍の光』を
歌わない卒業式は違和感を感じる」と
毎年言います。
例えば多く歌われるのは
「旅立ちの日に」「YELL」といったところでしょうか。
私は約15年前、中学で非常勤の講師をしていた時に
初めて卒業式で「旅立ちの日に」を聴いたとき、
大層感激しました。
斉唱で歌われる曲と違い、
混声合唱となっているこの曲には
入念な練習が必要になります。
受験で頭がいっぱいの 悩み多い時期に
最後の晴れの日に向けて
気持ちを合わせて歌を完成させてきたであろう
子どもたちの姿を想像し 涙がこぼれました。
以来、卒業式での「旅立ちの日に」を
楽しみにしています。
「仰げば尊し」が誕生したのは明治17年。
非常に素晴らしい歌詞です。
しかし、現代の子どもたちが
日常的に使用している口語とは
少し距離があります。
仰げば尊し、と口にしなかったからと言って、
我が師への恩を1ミリも感じていないわけではないでしょう。
サンフィットに足を運んで
笑顔で「合格」を伝えに来てくれる皆さんを見ると
それを確信します。
だから仰いでくれなくてもいい。
大きく吹いてきた希望の風がに乗っかって
遠くへ行く皆さんの後姿を見送るのが
この上なく嬉しいのです。