ガウディア担当の鳥井です。
ゴールデンウィークに入ったころ、
私の実家で
黒竹(クロチク)の花が開花しました。
黒竹は 黒い幹と緑の葉のコントラストが美しい竹。
直径は2~3センチで、
高さは3メートルほどと、大きくはなりません。
小ぶりなこの竹は鑑賞目的で重宝されるほか、
筆軸などの工芸品にも利用されます。
竹の花は、
竹の七不思議のひとつといわれるほど珍しく、
60~120年に一度しか開花しません。
つまりめったに見ることができないのです。
竹は寿命を迎えるときに、
竹林全体が一時期に開花枯死してゆくとされています。
そのためか、
竹の花が一斉に咲くのはよくない予兆だなどと
一昔前には言われこともありました。
ですが
ならば
天寿を全うする黒竹が、
平成から令和へバトンを渡すために咲かせた、
むしろ誠におめでたい花ではないかと、
私には思われるのです。
竹は、イネ科なので、稲の穂に似ています。
糸みたいなのがおしべ。
めしべは外から見えないけど、とげとげの中に隠れています。
