ガウディア担当の鳥井です。
今年の七夕は幸いにも雨に降られず
織姫と彦星が出会えたのではと想像します。
私は、国の登録有形文化財である
大倉公園休憩棟で開催された
『七夕灯籠』を鑑賞する催しに参加しました。
七夕灯籠というのは、回り灯籠の一種。
菜種油に火をともして内部を照らすとともに
その熱によって風車を回し
影絵を鑑賞するもの。
北崎町の男性が
土蔵の中にあった1800年代の七夕灯籠を
研究を重ねて復元し、披露するに至りました。
専門家でもないのに修復なさった
技術と根気に感服するとともに
200年前の人々の
風流を求める心とアイデアに感嘆しました。
大府市歴史民俗資料館では
「こんな素晴らしいものを
近代的な白壁の部屋で鑑賞するのはもったいない」
との思いから、その雰囲気に合わせて
文化財を利用しての鑑賞となったそうです。
文化財はただ保存するだけではなく
利用することで継承され
豊かな街と人を育むのだと知ることができた
今年の七夕でした。
