ガウディア担当の鳥井です。
新型コロナウイルスの感染拡大により日常生活が大きく変わっています。
あと少しで1学年修了というところで休校となり
残念な思いをしている人も多いでしょう。
今日は手前味噌で恐縮ですが
私の娘の話をさせていただきます。
娘は1年前、新社会人となりました。
幼稚園などで体育を教える仕事をしています。
『先生』と呼ばれるにはあまりにも残念で
毎晩夜遅くまで指導案を作成していたにもかかわらず
急な時間配分の変更があって全く対応できなかったり
保護者への応対に敬語がうまく話せず
変な日本語になって笑われたり
失敗の多い1年だったようです。
今回このような形で授業を1か月残したまま
4月からは一部担当の園が変わることが決まっています。
そこで、先生たちは
この数週間、子どもたちのお宅に電話をかけ
担当が変わることなどの挨拶に追われていました。
昨日
娘の机に、その挨拶電話をするためのメモが置かれており
こっそり読んでしまいました。
そこには、事務連絡に続いて
「お気づきだったかと思いますが、
私は1年目の新人で
レッスンがグダグダになったりすることも多く
不安にさせてしまったかと思います。
そんな私を
1年間、教室に通わせていただきありがとうございました。
○○ちゃんにも電話かわっていただけませんか?」
と書かれていました。
添削したい箇所は多々ありますが、
そして、カミカミでしゃべっていることと推察しますが
多くの方の力添えがあってこそ
社会人としての自分があることを
きちんと理解している娘を見ることができました。
また、マスク騒動を各地で耳にしますが
娘の職場では、一定枚数のマスクを
少しずつ社員に配っているそうです。
車通勤の方がほとんどの職場の中
数少ない電車通勤の娘に
「自分よりも感染のリスクが高いだろうから」
と娘に自分の配給分を分けてくれる先輩がいたり、
「バレンタインデーのお返しに」と、
家にあるマスクを持ってきてくださる上司の方がいたり・・・
今回の新型コロナウイルスの蔓延は最悪の出来事で
個人的にも大変困っていますが
唯一良かったことを見つけられたとすれば
娘が多くの人の目に見えない
『心』を受け取らせていただいていると
実感できたことです。
暗いニュースばかりが続きますが、
皆さん、各々の『いいこと』を探しながら
乗り切っていきましょう。