ガウディア担当の鳥井です。
はなむけ という言葉があります。
その昔 日本では、旅立つ人を送る際、
道中の無事を祈って 馬の鼻先を旅立つ方向へ向ける
「馬の鼻向け」という儀式がありました。
安全祈願の慣習から生まれた言葉です。
現在では、旅の安全祈願よりも
卒業式や就職など、
人生の新たなステップに踏み出す人を送り出すシーンで使うのが一般的です。
昨日は県内の多くの中学で
卒業式が挙行されました。
3年生の皆さん、ご家族の皆様
旅立ちにふさわしい陽光の中
ひとつの節目を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。
時は令和となり
移動の手段が馬から自動車や新幹線、飛行機に代わり
移動の手軽さやスピードは全く変わってしまいましたが
門出に対する人間の思いは今も昔も変わりません。
ご卒業おめでとうございます。
ありあまる可能性の中から
自分自身で馬の鼻先を定め
堂々と歩いて行ってください。
はなむけの言葉です。
