鳥井です。
「まだ早い」かぁ・・・
アメリカ大リーグの大谷翔平選手が、
日本政府から国民栄誉賞を打診されたけれども、
「まだ早いので今回は辞退させていただきたい」と返答したというニュース。
大谷選手がMVPに選ばれ日本中が沸いたのは
ついこの間のことです。
その際に大谷選手は、子どもたちに
「僕もイチローさんがMVPをとったりしたのを見て
メジャーに憧れたりした。
そう思ってもらえるように頑張りたい。」
と話しました。
そうなんです。
「頑張りました」じゃなく
「頑張りたい」なんです。
大変な成績を残してMVPをとったことは
大谷選手にとっては成長過程の一通過点に過ぎないようで。
野球が大好きな子どもたちにとっての
『目指される存在』を作ることで
ずっと先の未来の野球の発展を願っているのでしょう。
元野球好き少年の一人として。
かたや
日本のプロ野球 日本ハムの新監督に就任した
新庄剛志さんは
ド派手なプレーやパフォーマンスで、ずいぶん注目を集めました。
それは時に「新庄劇場」と揶揄されることもあります。
しかし、そうであったとしても
コロナ禍も相まって観客動員数が減っているプロ野球に
関心を持ってくれる人が増えるなら・・・
これはもう
プロ = お金を稼ぐ人 の思考に他ならないでしょう。
常に華やかに見えた新庄さんも
現役時代アメリカに渡った時
大リーグで結果を出すことができませんでした。
不振のつらさを知っている新庄さんは
影の努力を重ねる選手たちの心に寄り添える
指導者になるかもしれません。
「いいなぁ大谷選手は才能に恵まれて」
とうらやむことは簡単です。
しかしたまたま持ち合わせた才能が大輪の花を咲かせるには
大谷選手自身の努力の積み重ねによるものです。
新庄さんの
「地味な努力こそ派手になれる」という言葉は
大谷選手にも当てはまりますよね。