そろばんを始められる際によく
「どんなそろばんを用意すればいいですか?」
と質問をいただくので、本日はそろばんの種類について少しお話しさせていただきます。
そろばんは「珠」「枠」「芯」で構成されていますが、
材質を大きな分類で分けると木製のものとプラスチック製のものがあります。
どちらがいいのかについては最初に結論から述べてしまうと、
長く続けるのであれば木製の一択になるかと思います。
プラスチック製のメリットは価格の安さで、
1000円~2000円代のものもたくさんあり、
木製の安いものに比べても半値以下で購入することができるため、
初心者やとりあえず試してみたい方や長く続けるかわからない方にはおすすめです。
ただ、プラスチック製には価格以外のメリットがなく、
上位の級の検定や大会などで使用してる方は殆ど見かけません。
ではプラスチック製と木製では価格以外で何が違うのかというと、
一番の違いはプラスチック製は珠ブレ(珠が勝手に動いてしまったり、弾いたら、反動で戻ってきてしまったりと言う現象のこと)しやすいことです。
球ブレは検定試験などでは致命的なミスにつながってしまうので、
昇級を目指している方に基本的に木製をおすすめしています。
もう一つよく質問いただく内容に
「自宅に昔使っていたそろばんがあるのでそれを使ってもいいですか?」
というものです。
サンフィットでは特にそろばんの指定はありませんのでお手持ちのそろばんをご使用いただいても大丈夫です。
古いそろばんは、今ではなかなか手に入らない良質な木材などを使用していたりするので、
きちんと保管してあれば問題ありません。
ただ、現在のそろばんはワンタッチ式(ボタンでご破算するタイプ)が主流になってきているので、
その辺も考慮しながらご検討いただければと思います。
使えるかどうかわからなければ教室に持ってきていただければ確認させていただきます。
新たにご購入される場合はアドバイスさせていただきますし、
知立教室、大府桃山教室では播州そろばんの木製タイプを取り扱ていますので教室で購入もできます。
木製のそろばんは上も見れば価格にキリがないですが、ぜひ、お子さまのそろばんに対するモチベーションや実力などと相談して最も合うそろばんを見つけてください。
